新年の縁起担ぎ





Italy~Como


ベファーナとホウキ

ホウキに乗ってくる魔女のベファーナと
花屋で売っていた魔除けボウキ
クリスマスというとイタリアではファミリーのお祝いの日です。

宗教心関係なく、親戚一同でテーブルを囲みお祝いするのが習慣のようですが、反対に大晦日は家族も友達も関係なくどんちゃん騒ぎ。
私が住むコモ湖畔ではカウントダウンで新年を迎えると同時に湖に花火が打ち上げられ、広場に集まった人々がお祝い気分で盛り上がります。

日本ではお正月の三が日は神の福を家から追い出さないように掃除をしないのとは反対に、イタリアでは旧年の凶を祓う意味で窓から不要な食器や家具類を投げ捨てる伝統があります。
今は少なくなりましたが、今でもナポリや一部の地域では行われている習慣だそう。


ホウキをあしらった飾り
プレゼント用のホウキをあしらった飾り

縁起を担ぐ習慣は伝統を重んじるイタリアと日本の共通点はありますが、こんなご時勢だと何かにすがりたいという気持ちも同じようです。

休日が開け、久しぶりに出向いた市場の花屋で面白いもの発見しました。
乾燥した草で作られた手ボウキ。この飾りは凶を掃除で追い払い、福をもたらす意味があるのだそう。

ホウキといえば1月6日の公現祭前のこの時期、イタリアでは魔女のベファーナがホウキに乗って来るのを子ども達はどきどきしながら待機します。


石炭の形のスイーツ
プレゼント用のホウキをあしらった飾り
石炭の形のスイーツ
ベファーナは良い子のストッキングにはプレゼントを積めますが、万が一プレゼントの代わりに石炭を発見すると要注意。
この石炭は「あまり良い子ではなかったので来年にむけ行いを改めなさい」というメッセージが込められているのです。

もともとはベファーナがこの時期にプレゼントを運ぶ「魔女の宅急便」係だったようですが、後にバボ・ナターレ(サンタクロース)も登場したことで、イタリアの子供達はこの時期(クリスマスと公現祭)に2度も!プレゼントが届くという超ラッキーな現状となったようです。


ライター紹介

ただの知代(ただのちよ)
イタリア在10年、大学生の長男筆頭に下の二人は男女双子の三人の母親です。
お料理も大好きですが、クッキングよりも食文化に興味もっているので、そんなことをテーマに書くのが好きです。

イタリア、コモ市。
コモ(Como、コーモとも)は、人口83,016人のイタリア共和国ロンバルディア州コモ県のコムーネの一つで、コモ県の県都である。
コモ湖を通じてスイスに接している。絹の産地として有名。


「”コモ”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
最終更新 2012年8月30日 (木) 12:50
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