イタリアの師走





Italy~Como


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街角のショップウィンドー

イタリア経済不況の余波による自治体の経費削減の影響で、この時期町中の路地を飾るクリスマスライトも今年は自粛と報道。
せっかくのお祝い気分に陰りをおとすのでは?と心配されていましたが、12月に入ると商店のクリスマスライトが点灯し始めました。

コモ市は元々人口約85,000と小都市なので、大都会でみるようの盛大なライトアップはありませんが、松の枝や柊を使った伝統的な飾りがウィンドーを飾ります。

実はイタリアにもお世話になったお返しに贈り物をする、日本のお歳暮に似たような習慣があります。
贈り物の内容は食料品が多く、バスケットやクリスマス用の箱に季節物の詰め合わせをアレンジした商品が競いあうようにウィンドーに並びます。

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日本では縁起担ぎのお正月料理に“豆に(勤勉)働くように”と願いがこめられた黒豆は欠かせませんが、イタリアではレンズ豆が“福を呼び、お金が貯まる”といういわれに因み、パネトーネ(ケーキのようなクリスマスパン)やヌガーのお菓子トローネなどと併せ、縁起のいい贈り物として好まれます。

地域によって伝統は異なりますが、ここロンバルディア地方ではソーセージに似た肉の詰め物のコテキーノと一緒にレンズ豆の煮物を併せた料理を年末に頂く習慣があります。
“福を呼ぶレンズ豆、脂肪を呼ぶコテキーノ”とは笑いを誘う余談ですが、新年にむけスルリと年を越せる目的で頂く蕎麦のようなわけにはいかず、お腹にはかなり堪えます。

いつも水を配達してくれる地元の業者に立ち寄ったところ、一見倉庫にしか見えない店の奥のスペースで各地から取り寄せられた商品に囲まれ、クリスマスギフトの詰め合わせの作業をしていました。「バーボナターレ(サンタクロース)のワークショップはここだったの?」と声をかけると、店主が笑顔でうなずいていました(笑)。


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食料品を詰め合わせたお歳暮のようなギフトがこのように並びます

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倉庫の中で品々が並ぶ様子
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灯とした町中のライト

ライター紹介

ただの知代(ただのちよ)
イタリア在10年、大学生の長男筆頭に下の二人は男女双子の三人の母親です。
お料理も大好きですが、クッキングよりも食文化に興味もっているので、そんなことをテーマに書くのが好きです。

イタリア、コモ市。
コモ(Como、コーモとも)は、人口83,016人のイタリア共和国ロンバルディア州コモ県のコムーネの一つで、コモ県の県都である。
コモ湖を通じてスイスに接している。絹の産地として有名。


「”コモ”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
最終更新 2012年8月30日 (木) 12:50
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