湖畔ライフでの出来事





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イタリアでは、ワールドカップが終了し、夜の観戦が続く寝不足気味な生活から本来の生活に戻りつつあります。イタリアチームはさっさと敗退してしまい、やや興味が薄れたとはいえ、決勝戦の行方は気になるもの。
経済力でもイタリアにとっては羨望の的のドイツ。プレースタイルがイタリアに似ているアルゼンチンを支持している人が周りには多かったような気がしましたが、スター選手に頼らずチームプレーで勝ち取ったドイツチームの勝利は、ヨーロッパ経済の原動力となっているドイツの実態そのものを反映しているような気がしました。

コモの魅力は湖の景色。イタリアには数ある観光名所の中であえてコモにくるのはボートに乗ったり、湖畔をドライブしたりとアウトドアアクティビティーをメインにしたレークライフを堪能することを目的な方が多いので、観光シーズンの今はお天気が私たちも気になってしまいます。あいにく6月は記録的な雨量となり、街中も水浸し、しまった毛布をまた慌ててとりだす肌寒い日が続きました。

記録的な雨量で街中も水浸しでした。

記録的な雨量で街中も水浸しでした。

今週になりやっとお天気が回復、心配された観光シーズンもあやうくなんとか持ち直し、観覧向けのボートが出航しています。
IMG_2069市民にとってはボートは大切な通行手段。先日、大学生の息子が帰省したときに、ボートにまつわるエピソードを思い出しました。高校在学中はコモ湖市内までボート通学していた息子。学校が終わりいつもの時間に船着場に行くと、船員の待遇改善を要求する”ショペロ(スト)”によりボート全て欠航との告知。ママタクシー(私)にSOS発信しようかと迷っていたところ、顔見知りの船員に声をかけられたそうです。「欠航したボートを船着場まで届けるのに、ショペロしている間はお客さんを乗せることはできないけれど、君は友人という名目で乗っていこうか?」との誘い。”ラッキー!”、と感謝しながら快く乗り込んだそうです。岸を離れる際、二人のかわいい外国人旅行者が途方に暮れている様子を見て、「どうせならあの子たちもついでに誘えばよかったのに……」と船員と冗談いいながら、一人殿様気分に浸かりながら帰ってきて自慢されたことがありました。

そんな息子が先日久しぶりにボートに乗ると、あの時の船員と偶然再会。挨拶を交わしてからチケットを払うのにお札しかないので小銭に変えようとしたら、「あれ、定期また忘れたの(目配せでウィンク)」「次回はちゃんともってこいよ” (再度、ウィンク)」と……。要するにただ乗りさせてもらえたそうです。
「イタリアのこういういい加減なところやっぱりいいな〜」と息子は満足そうに話していました。そう、あきれる事も多いイタリアですが、たまにはいい加減も気持ちいいもんです!
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映画007カジノロワイヤルの撮影ロケーションにもなったVilla Balbianelloです。



ライター紹介
ただの知代(ただのちよ) イタリア在10年、大学生の長男筆頭に下の二人は男女双子の三人の母親です。 お料理も大好きですが、クッキングよりも食文化に興味もっているので、そんなことをテーマに書くのが好きです。

イタリア、コモ市。 コモ(Como、コーモとも)は、人口83,016人のイタリア共和国ロンバルディア州コモ県のコムーネの一つで、コモ県の県都である。 コモ湖を通じてスイスに接している。絹の産地として有名。 「”コモ”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。 最終更新 2012年8月30日 (木) 12:50 URL: http://ja.wikipedia.org/