桃の節句





桃の節句と言えば、やはり雛祭りや雛人形を思い浮かべます~女児の成長を祝う雛祭りは、中国の邪気を祓う上巳(じょうし)の節句と日本の人形信仰が結びついたものとされています。

ネットで調べると沢山由来などが出てきますが、中国では3月の最初の巳(み)の日に海や川で厄払いをする習慣があって、桃の花には邪気を払う力があるとされ桃花酒(とうかしゅ)が飲まれていたそうです。

日本では古来より紙や草で作った人形で身体を撫ぜ、自身の厄を人形に移し川や海に流すという人形信仰があり、それは今も残る風習、流し雛の原形と言われています。「雛」はひいなと読み、小さくかわいらしいものという意味だそうです。

江戸時代には装飾的なものに変化し床の間などに飾られるようになっていきます。そんな桃の節句にちなみ、今日は高野素十・作「野に出れば人みなやさし桃の花」という歌を書き、雛人形も描いてみました。

誰もが桃の花が咲いているのを見れば自然と笑みがこぼれる・・・と解釈し、描いてみました。文中の「野」は変体仮名で「能」を使っています。

雛祭り

高野素十:野に出れば人みなやさし 桃の花


ライター紹介
西村鶴鳳(にしむらかくほう)
新潟県出身 東京都在住
正筆会理事
読売書法展入選など他多数

書道へのきっかけとして
『美しい文字への憧れは私が子供の頃に見ていた母親の字が始まりのような気がします。
さらさらと書かれた母の字を飽きることなくいつまでも見ているような子でした。
学生の頃より書道クラブに入会してはおりましたが、正筆会に入ってから本格的に
書道を始めました。』