和楽器Q&A 箏(こと)





弦をささえている白い駒のことを琴柱(ことじ)といいます。この琴柱の位置によって音の高さを調整します。スクリーンショット(2014-08-07 22.52.44)
箏(そう)
箏(そう)はいわゆる「こと」で、江戸時代(1603年~1867年)に楽箏から分かれて発展してきた可動の柱を持つチター族絃鳴楽器。和訓の「こと」に 対して「琴」の字を当てることが多い。琴は本来「きん」であり、「琴(きん)」は「箏(そう)」とは原理の異なる楽器であるため、特に区別する必要のある とき「箏」の字を音読して「そう」と呼んで区別している。一般的には「箏」は「こと」と読む。しかし箏の字は単独で用いられることは少なく、一般に「筝曲 (そうきょく)」のように熟語として使われる。

筝曲は箏で演奏される音楽。箏が伴奏する歌曲と器楽曲とがあり、地歌三味線、尺八、胡弓との合奏も行われる。中国から伝わった当初、箏は雅楽の合奏用で あったが、17世紀初めに賢順が筑紫流箏曲(筑紫箏)をおこした。17世紀なかばには、八橋検校が筑紫箏を発展させて箏組歌や段物を作曲し、近世箏曲とい われる作風を確立させた。その後、関西で生田流、関東で山田流がおこり、地歌系箏曲が主流となった。この流れに対して本来の箏曲を復興しようと幕末新箏曲 がつくられ、明治時代には新しい形式の「明治新曲」にひきつがれた。大正・昭和期には宮城道雄らが西洋音楽をとり入れた作品を発表した。