コアップ・ガラナに込められた作り手の思い      





ホッピービバレッジ(株)石渡光一会長に聞く
CIMG8197ssコアップ・ガラナ誕生の背景

1960年、外国からの清涼飲料水の国内販売が完全自由化になりました。当時、日本国内で清涼飲料水の製造・販売をしていた中小飲料水製造業者は、存続をかけて集結し全国清涼飲料水協同組合内に、日本コアップ・ガラナ株式会社を結成。35社が参加して開発した商品が、このコアップ・ガラナです。

その当時、日本にはラムネに代表されるような透明な炭酸飲料が主流で、茶色の炭酸飲料はありませんでした。コカコーラの茶色の炭酸飲料に対向するため、同じ色の炭酸飲料を開発すべく世界中の飲料水を調べあげたところ、ブラジルにガラナ飲料というのがあるということを知り、「ガラナでいこう!」と決まりました。
garana_mi_copyss
ガラナとは?
ブラジルアマゾン川流域原産のムクロジ科ガラナ属のつる性植物。アマゾン川流域のごく一部で採取される貴重な植物です。
ガラナはブラジルでは日常的な飲み物で、ガラナの実を砕いて水に溶かして飲んだり、ブラジルのビール会社ではガラナに炭酸を加えた飲料として販売しています。
ブラジルへ渡った日本人が最初に栽培した植物であるとも言われています。
現地のインディオたちは、このガラナをお祭りの前に飲んで三日三晩踊り続けるそうで、栄養分をたっぷりと含んでいるパワー満載果実といえます。
hp1_copy2
コアップの名前の由来
商品名のコアップとは、Co Operation=協業という意味の単語の略名です。全国清涼飲料水協同組合に集まった35社で、協力しながらこのガラナ飲料を販売しようという思いを込めてネーミングされました。

コアップ・ガラナ販売の道のり
巨額な宣伝費もかけられない中、石渡会長たちは靴の底をすり減らしながら喫茶店を一軒一軒訪問して売り歩きました。又、緑のラインとピンクの可愛いデザインのルートカーを自らデザインし、このクルマで街中を走りながら販売も展開、一時期は年間1500万本近く売れました。
hp6_route car2hp12_route carしかし、その後は売れ行きも下降をたどり次々と参加会社が撤退していきました。
現在では、当時の参加社のなかで製造、販売をしているのは北海道の(株)小原とホッピービバレッジ(株)の2社だけとなってしまいました。
(コアップ・ガラナは北海道では未だ根強い人気を博しています。)

2014年、再び、コアップ・ガラナ!
いまでは認知度も低くなってしまったコアップ・ガラナですが、この飲料にはブラジル生まれ、日本育ちの元祖エナジードリンクとしての誇りと品質へのこだわりがあります。

2014年、ブラジルでワールドサッカーも開催される中、いま再び注目の清涼飲料水として復活を目指します!

瓶のデザインにこめられた日本のこころ
コアップ・ガラナの瓶は、京舞妓の立ち姿をモチーフにしていて、下の綿を入れた裾をイメージした部分を膨らませ、細かい所まで凝ったデザインにしています。
b_design
瓶のイラストデザインは、発売当初味付けとして加えられていたりんご果汁から、りんごの樹をモチーフとしています。(現在は果汁ゼロ使用)
又、毛利元就(もうりもとなり)の「三本の矢」という逸話〜三人の子供たちに、「矢一本なら一人の力で折ることができるが、三本となったときはなかなか折れない。このように三人が力を合わせなければいけない」という話しに基づき、3本の矢に見立てたデザインが組み込まれています。ここにも、皆で一つになってこのコアップ・ガラナを普及しようとした思いがこめられています。

hp4コアップ・ガラナの詳しい情報は、ホッピービバレッジ(株)のホームページでどうぞ。

http://www.hoppy-happy.com/info/index.html

話題閑話
ホッピーにこめられた日本のこころ
終戦直後、廃墟となった東京で、明日への希望と民族の誇りをこめて、ホッピーの瓶に国花であるサクラをデザインしました。
また、会社名も秀水舎からコクカ飲料(株)へと改名。そして現在のホッピービバレッジへと継承されています。
sakura_s

石渡会長の信念
人は誰しも能力の差はない。
やる気を起こすかどうかである!

石渡会長の運気アップの秘訣
いつも朗らかに、愚痴はあまり言わない方がいい!
運を呼ぶには運の良い人の近くにいるといい!

編集後記
御歳78歳とは思えないバイタリティ溢れる石渡会長さんの熱い話しっぷりに感動!長時間に及ぶお話しも身を乗り出して聞き入ってしまいました。それでいて少しも傲り高ぶっているところがなく穏やかなお人柄というところも素晴らしいです!私たち取材班はファンになってしまいました。また、社員の桜井さんもとても素敵で会社の環境がとても良いということが一瞬でわかりました。こうして、生産者さんの思いを直接知ることができると、その商品への見方、感じかたもかわるものだとあらためて思いました。
(記事:2014年4月  いただきますTV)
hp8